『令和の虎』感想ブログ Tiger Watching

YouTube『令和の虎CHANNEL』(Tiger Funding)の感想をアップします。

【感想】最新の技術で建設業界の未来を変えたい!【楳溪 浩二】[249人目] #令和の虎

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熱意がある人なのだろう。誠実な人なのだろう。しかし、どうしようもなく話が長く、結論が見えてこない。このひとつ前の志願者の回(ピクニックカフェ)も同様だったが、マネーの虎と同じく、このタイガーファンディングは対話型の出資ショーなのだ。あくまで対話型。企業面接のイメージであり、講演でも、プレゼンテーションでもない。話者が一方的に話すターンが長くなればなるほど、このタイガーファンディングは場が冷める傾向にある。楳溪さんは建築関係の講演活動もしていると言っていたが、その癖が出てしまったのだろうか。秒単位、分単位でビジネスをこなす虎たちは、とにかく結論から話すことに貪欲である。

 

さて、ビジネスプラン。コメント欄で指摘があり私も勉強になったが、建築業界にはすでにBIMという技術が普及しつつあるのだという。Building Information Modeling。3Dで建築前に立体的に家を把握したいニーズは、これで満たされる未来なのだろう。

 

bim-design.com

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虎の誰からも指摘が無かったが、家を建てたことのある経験者として、即時修正が可能か否かが非常に気になった。楳溪さんはアニメーションでの演出に強くこだわっていたが、どうやらアニメーションを制作して納めてそれで終了のようだ。それでは、正直不十分ではないか。家を建てると、ここの窓、ここの壁、ここの装飾、ここのドアと、無限に微調整したい箇所が発生する。上記のBIMであれば、打ち合わせのその場で図面を書きかえれば、3Dモデリングに反映されるらしい。ここの窓を1メートル右にしたい、といった細かな要望が、打ち合わせの場で立体的に視認できるのだ。楳溪さんのアニメーションには、これができるのか。

 

その場での修正が叶わず、単にアニメーションを一度納品して終了、修正は別途費用となるならば、正直エンドユーザーとしてはあまり魅力を感じない。その場で図面を打ち換えればアニメーションも変化する、となってはじめて検討の土俵に上がるとすら感じる。その点で、あまり購買意欲をそそられない商材であった。(販路としてはメーカーや工務店なのを分かった上での意見)

 

いつも通りビジネスよりマインドを重視する高橋社長の問いが見どころ。