『令和の虎』感想ブログ Tiger Watching

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【感想】「米沢牛の油そば」で田舎と都市を繋ぐプラットフォームを作りたい!【舩渡川 賢一】[277人目] #令和の虎


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ウラにて、船渡川さんは「都会で働く人には地方の苦労が伝わりにくい」とこぼしていたが、そんなことはないんじゃないでしょうか。

 

仮にもここまでの規模でビジネスを展開している人たちですよ。それが想像できない訳はない。実際、みつき社長は地方出身とのことだし、高澤社長はバックパッカーの経験も持っている。地方をどう盛り立てて都会に繋げるか、あるいは都会のエッセンスをいかに地方に置換させるか、そういったことを常日頃考えていると想像するのが自然。では、なぜ「伝わらなかった」という感想が出たのか。

 

それは一重に、説明があまり上手ではなかったから。桑田社長が後半も細かく詰めていたが、「米沢牛の油そばを売りたい」のか「米沢牛の油そばをツールとして地方の名産品を相互的に盛り立てたい」のか、その目的の軸が最後までよく分からなかった。最終目的は、油そばか、名産品か。その趣旨が伝わらないまま、キッチンカーだのフランチャイズだのECサイトだの話が多岐に渡るので、聞いている方はよく分からなくなっていく。

 

おそらく、最終目的は「米沢牛の油そばをツールとして地方の名産品を相互的に盛り立てたい」なのだろう。地方で起業する若者や中小企業を救いたいのだろう。であるならば、「米沢牛の油そば」を売り込む戦略があまりピンとこない。それがすでに特産品の塊だからだ。この場合、「どんな食べ物にも合いやすい万能油そば」というフラットな味付けを軸に、アレンジの多様性や可能性をアピールする方が良かったのではないか。その上で、それを踏まえた上で、「なんでこんなにフラットな味付けなのに奥深いかというと、米沢牛の牛脂を使っているからです。すでにこれが、ベースに特産品を盛り込んでいます」と。こういった感じで、油そばをツールとした「米沢牛×○○○」の枠組みを広めたい、という作りなら、まあ、どうだっただろうか。

 

それにしてもみつき社長。的確な質問が多く、面白かった。志願者側に心情的に立てる虎が多いと、こういう効果もあるのかと。岩井主宰は無理にマネーの虎演出に寄せなくても良いと思います。とはいえ、なんでもかんでもスモールスタートを勧めるのは自分も面白くないと思うんですよね、ね、竹之内社長。