日熊社長、クワトロフォルマッジにはちみつをかけるのは、多分、というか、おそらく、かなりメジャーな食べ方です……。
そんな日熊社長とトモハッピーのキャラが良くも悪くも炸裂する回だった。そして同時に、タイガーファンディングの面白さと難しさも。木下社長がよく使う表現だが、ワクワクしない、というもの。おそらくこの人は放っておいてもそれなりに成長して成功するのだろう、というオーラが漂ってしまっては、ワクワクまで距離が出てしまう。それを打破するのは、圧倒的な金の匂い。儲かる予感。投資したい欲目。そっちを演出できなくてはならない。つまり今回の渡邉さんの場合、放っておいてもある程度しっかりやれそうな誠実な人間味を感じさせるが、ピザとケーキの店が爆発的な利益を生み出せる想像ができない。つまり、虎は金を出さない。面白くなさそうだし、儲からなさそうだから。
そんな流れをいち早く察したのか、トモハッピーが訳の分からない提案をする。彼も復帰からまだ日が浅く、なんとか爪痕を残したい時期なのだ。令和の虎には自分がいた方が面白いと、そう思ってもらいたいのだ。
しかし、今や当たり前になった「残り全額」フリップ。今回のトモハッピーの件で再考するきっかけになったが、これはやはり廃止して欲しいのが本音。ALL or NOTHINGの原則が崩れている。全額だしたければ、志願者が機能する全額を書けばいいのだ。金額が集まればALLだし、1円でも足りなければNOTHING。その原則を尊重して欲しいと願う。