70ページを超える史上最高ボリュームの資料配布。久々の第三者登場パターン。タイガーファンディングをひとつのショーとして観ている自分にとって、少し「おっ！」となる回だった。
例の件はさておき、やはり林社長・桑田社長・トモハッピーあたりの虎はキャラクター性が抜群で、彼らが抜けた穴は小さくない。岩井主宰が個性が足りないと発破をかけるのもよく分かる。今回であれば三浦社長の相変わらずのテキパキした問答が見応えがあったが、やはり、もう少し予測不可能な要素（≒強いキャラクター性）が欲しいと感じてしまう。新虎が頭角を現す展開に期待したい。
男性の美容需要の高まり、そしてコロナ禍による需要バランスの変化など、確かに美容関係は狙いどころのビジネスかもしれない。ネットで検索しても、SEO狙いとアフィ狙いの記事がざくざく掘り出されるだけで、自分個人に刺さりそうな情報は得難い。プラットフォームを運営し、個人と個人を繋げてオンライン美容相談を成立させる。そこから20％を手数料でいただく。モデルとしては悪くないと感じた。男性の化粧水選びなど、よくSNSでバズる話ではある。
松田さん、ご経歴からの結果だと思うが、専門用語があまりにもスラスラと出てくるため、結局なにを言いたいのか分からなくなることが多かった。これは他の志願者でもよくあることだが、虎からの「Aですか？」という質問に対し、「〇〇なのでBですが××とするとCですなわち▲▲からDなのであるいは※※によってEです」と答えるような場面が多く、それを質問した虎側が「それはつまりAじゃないってこと？」と確認を取るような、そういう場面が散見される。「Aですか？」という問いには、「Aです」あるいは「Aではありません」、続いて「なぜなら～」で背景を述べてほしい。たったこれだけで、過半数以上の志願者のマネー獲得率は上がるような気がする。本当に、たったこれだけで。
優秀な方なのだろう。様々な可能性を考慮し、ポジティブとネガティブのシナリオまで広く計算したのだろう。だからこそ、ひとつの質問に対し情報がわっと漏れ出てしまう。つい、あれも、これも、それも、言いたくなる。そんな気持ちの表れが、70ページ超の資料だ。タイガーファンディングの収録時間は小一時間ほど。それにここまでの資料は果たして要るだろうか。終盤に高澤社長が指摘していたが、あまりに情報が多く、粒度がまちまちなので、結局なにをディスカッションしていたのか輪郭を感じ取れなかった。そういう面で、作戦負けという印象が強い。
これまた色々とイワクツキになってしまったが、事前資料としては林社長志願者回のものがGoogleドライブで公開されているので、これが簡潔で素晴らしいといつも思っている。（下記動画の概要欄より参照できる）
鼻で笑う癖は確かに気になった。しかし、自分にもどんな話し方の癖があるのか、逆にこれをみてヒヤヒヤしてしまった。あるなら直していきたい。
等身大の回答が清々しい杏奈社長が見どころ。
