『令和の虎』感想ブログ Tiger Watching

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【感想】手作り作家アーティストの作品を展示・販売できる全天候型フリマSHOPを作りたい!【田上 末雄】[270人目] #令和の虎


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新たな「問題の回」、爆誕。

 

岩井主宰が試験的に司会を降りて虎側に座ったと思ったら、いきなり吠えまくった内容であった。先にその最後のくだりから感想を書くと、「分からないでもないがいくらなんでも度が過ぎる」が正直な気持ち。後続の動画で「(人探しのために)話題にしたかったから」と演出寄りの発言をしていたが、「番組を盛り上げる」ことと「人をひどく恫喝する」ことは別問題である。コメントでも、「人をひどく恫喝する」ことを非難する声が多かった。正直、それはもう “令和” の時代には即していないのである。いわゆる炎上商法と構造的に同じなので、やはり容易く賛同はできない。

 

ただ、人柄や半生に共感して金を積んだ虎たちに礼を欠いたというのは、分からないでもなかった。いや、正確には欠いてはいなかった。それぞれのフリップが出てくるシーンで、言葉が仮に足らなくとも、その表情や所作で礼が足りていたのは伝わったはずである。欠いていたとするならば、「段取り」だ。エクシードに突入して、他の虎全てを断って三浦会長を指名する、その結果までの「段取り」である。

 

視聴者には一目瞭然、虎にも一目瞭然、なぜ三浦会長の単独指名に至ったかは明白である。同業者だからだ。こやし屋のFC展開が驚異的な勢いを見せる三浦会長に、リユース業界の経営者として自身の事業に参画して欲しい。その田上さんの気持ちや意図はよく分かる。ALLの嬉しさと、三浦会長の暖かすぎる言葉の数々に、気持ちが高揚してしまったのもよく分かる。だからこそ、まず他の虎を断らざるを得ないビジネス的な理由をしっかり述べ、一旦詫び、その上で三浦会長に同業界の者としてアドバイスをいただきたいので単独指名…… という「段取り」を踏めば違ったのだろう。その「段取り」が、まあ、確かに、ちょっと浮ついていたのは否めない。これを好機と岩井主宰が吠えた訳である。

 

さて、別視点の話でいくと、司会が虎を御せないのはシステム的にどうかと思った。この場合、虎が直の上司で司会が部下。例え演出だったとしても、虎の暴走を司会が止められない。それはいかがなものだろうか。タイガーファンディングの司会は、ある種のゲームマスターなのである。場をコントロールし、必要とあらば起動修正し、誘導する。虎に上司が座っていれば、それは難しくなってしまうのではないか。その懸念が残った。

 

肝心の志願内容だが、「手作り作家アーティスト」にこだわる背景が聞けなかったのが残念。しかし、田上さんの落ち着いた雰囲気のある喋り方や物腰は、確かな人生経験を感じるものだった。「後悔は過去を変えようとする気持ち。反省は未来を変えようとすること」。特にこれは心に残った。