岩井主宰の「明らかに無茶なプランは止めてあげるのも大切」という総評に尽きる回だった。
ウラで三浦会長も言っていたが、今回の事業プランは目に見えたレッドオーシャンに全力で突っ込むタイプのそれで、じゃあそこに阿久津さんならではの必勝策があるのかと思いきや、どうやらそれもないと。やはり厳しいという感想を私も持ってしまった。地元密着型でやりたいのか、地方特化型でやりたいのか。宮城を救い・何かを還元したいのか、地方に選択肢を増やしたいのか。この、近いようで微妙に異なるポイントを詰め切れていない印象を受けた。
途中で虎の誰かが言っていたが、これならリクナビやマイナビのような全国版かつビッグスケールなサイトから【勤務地：宮城】でソートをかければ良い話なのだ。岩井主宰は「営業所じゃなく本社が宮城にある会社で押したいのでは」と助け船を出していたが、実際に私がリクナビ2023で調べてみたところ、宮城で絞っても約2000件しかヒットしなかった。2000件程度なら、本気の就活生は見ます。本社か営業所か、それは見ていけば誰でも分かる。ざっと目を通すだけなら時間もそんなにかからない。更にここから、【説明会・面接予約受付中】で絞ると数は半分に。約1000件。少しでもやる気のある就活生なら、1000件くらい目を通すでしょう。真剣に吟味するでしょう。ここから追加で業種などで絞る訳で、もっともっとその手間は減るでしょう。さあ、それにどこまで勝てるのか、という話である。
リクナビやマイナビは出稿料が高いので、それが現実的でない、しかし新卒採用はしたい地元の会社というのは、確かにある。しかしそこのカバーは、実は商工会議所あたりがやっているのだ。地場の商工会議所に行けば、超地元密着の新卒求人のデータが転がっている。そこを見て回るのも大きな選択肢だ。もう少し、全体的に練り込んでシミュレーションしないと、火傷で終わってしまうのだろう。虎たちはそれを分かっていたので、当然のNOTHINGになったのだ。
優しくも言う時はずばっといく高澤社長が見どころ。
