『令和の虎』感想ブログ Tiger Watching

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【感想】医者になって第二の細井龍になる!?ドラゴン細井の猛攻に志願者は耐えられるのか?【受験生版Tiger Funding #20】

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素晴らしかった。内容や語られた話も良かったが、ひとつのショーとして素晴らしかった。台本がないリアリティ寄りのショーだからこそ生まれる、独自のドライブ感。自身のタレント性をくまなく発揮し、おそらく撮れ高まで計算しつつも、それをそうと感じさせない熱意と主張で完全に場をコントロールする細井先生。久しぶりに痺れたタイガーファンディングだった。

 

しかしこの受験生版タイガーファンディング、ものすごく教育的内容が濃いが、基のタイガーファンディングに比べ投資ショーの駆け引きがやはり弱い。そもそもリターンが成立しにくいため、タイガーファンディングに本来あるべき「短い時間で互いを読み合う」「虎もリスクを背負うからこその緊張感」が無いのだ。しかし、松原さんはそこも分かった上でこれをやっているのだろう。虎側は学習塾業界の面々で固めているので、ぶっちゃけPRの場なのだ。教育理念をここまでテストケース交えて語れる広報の場は、そうそう無いだろう。それをやりつつ、苦学生をひとりでもふたりでも救える。それなら十二分に意義があるじゃないかと。そういう目論見なのだろう。

 

細井先生はタイガーファンディングでもそうだが、ご自身に求められるキャラクター性と立ち回り、それによって生まれる視聴者からの好感度の温度のようなものを、よ~く分かっている。みんなが気になっていたポイントをガンガン聞いて、理知的に詰めて、一度突き放し、しかし金は積み、優しさ交じりの激励で終わる。これが好感度のバリバリマックスな積み方なのだ。それも今回はドラゴン細井になりたいというお題目から始まっているので、ここで細井先生が活躍しないとショーとしても盛り上がらない。

 

しかし、そうと分かって観てもやはり心打たれてしまった。今回のこの動画、自分がもし塾講師だったら塾生に見せたいとまで妄想してしまった。特に終盤の「大学受験で人生が決まるのはおかしい」のくだり。痺れた。志願者である林さんの今後も観られるということで、ぜひとも頑張って欲しい。

 

細井先生のムリポに声を上げず爆笑する松原さんが見どころ。