『令和の虎』感想ブログ Tiger Watching

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【感想】地域を活性化させる新しい形の学習塾を作りたい!【廣田 良輔】[259人目] #令和の虎

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なんということでしょう。教育業界、それも塾をやる人の説明が分かりづらい。人に教える立場でしょう。本当に申し訳ないけれど、そこをもう少し工夫してほしかった。教育理念もいい。救いたい児童の話もいい。しかし、これは投資ショーの場だ。まずは、どうやってこのモデルが回ってどうやって利益が出るのか、それをしっかり説明してくれないと。理想論より各論をください。岩井主宰のヘルプがあってやっと伝わっている感じで、お年寄りをどうモデルに組み込みたいのか途中までよく分からなかった。

 

そして細井先生がまたもやずばっと指摘したように、これ、塾じゃなくて学童ですね。自習スペースがあってオンライン講話が聞けて食事が出る学童ですね。塾と説明するから印象が遠回りする。「飲食店・高齢者と連携し、地域の学力を底上げする、新しい形の学童を作りたい!」でひとついかがでしょうか。そして、今までにない新しいアプローチだと説明するが、肝心の独自性が薄い。大学の後輩をリモートで講師にできたとして、それはその子が就職したら終わりではないのか。ゲーム形式で学習意欲を高めるってそれ今どきこどもチャレンジでも使い古された方法論じゃないのか。ツテと弱いアイデアだけではFC展開は困難。スモールスタートで、まずは目の前のいち教室をその地場でしっかり成功させる、そのためにこのコネを使う、という見せ方ならもっとしっくりきたかもしれない。

 

あと、岩井主宰のお金出し。いち令和の虎ファンとして、これには賛成できません。主宰が金を出せてしまったら、ルールの前提が崩れてしまう。目の前の虎の5人に対してプレゼンする内容で、せっかく初期と違って今はフリップまで使って5枠のストレスを軽減させ平等なルールを設けているのだ。岩井さんが金を出さずにいられないなら、最初から枠を6にして反対側に座ってはいかがだろうか。客同士の賭け事にディーラーが札束片手に乗り込んではいけない。チーム同士のスポーツ対決に審判が参戦してはいけない。これでは、教育関係のモデルを持ってきた志願者は、口を出さずにいられない岩井さんを含めて6人の虎相手にプレゼンをすることになる。それは投資ショーのルールとして妥当だろうか。「常に岩井さんも出す可能性がある」と明示してあるなら良いのだ。現状では、ひとりの好き勝手なアドリブで前提が崩れてしまう。見ている側として、フェアさに欠ける。なんだ、それなんでもありじゃん。そう思えることが、どんなに残念か。

 

序盤ひっそりとしていて後半に詰め始める、ショーの緩急づくりに貢献する細井先生が見どころ。