『令和の虎』感想ブログ Tiger Watching

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【感想】NFTマーケットで絵を出品代行する事業をしたい!【堤 隼真】[251人目] #令和の虎

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久しぶりの若い志願者。まずもって、16歳でこの場まで漕ぎ着けたことは賞賛に値するだろう。それはさておき、【1/3】の割と早い時点でビジネスモデルがすかすかであることが露見してしまったので、虎たちが必死に場を繋ぎ可能性を拾い上げようと親心を働かせていたのが印象的であった。以前、どれかの回で株本社長が言っていたが、世の中には、誰でもできるのに間に入ってマージンを取るビジネスが多い。自分を通してくださいという立ち居振る舞いをし、そこから利益を得る。株本社長ならではの冷笑的なコメントで印象的だったが、今回のNFT出品代行ビジネスも同じようなイメージを受ける。

 

しかし反対に、事務作業が絶望的に苦手な人は存在する。できる・できないではなく、苦手。そっちに意識が向かないタイプの人。木下社長は1万円のセミナーをちょっと受けただけでNFTの出品方法は学べたと言っていたが、これが実働としてできない人が世の中にはゴマンといるはずである。例えば確定申告だって今はフリーソフトもかなり高性能でよほどじゃないと難しくはないのに、それでも苦心する人は大勢いる。それも、クリエイター畑、芸術家肌の人なら、その割合は高くなるだろう。固定の委託料を払うのではなく、売れたらその一割というビジネスモデルそれ自体は、言うほど悪くない印象を受けた。

 

とはいえ、自身のビジネスモデルの優位性や独自性に関する練り込みが極端に甘く、これでは出資する側としては全く頼もしくない。それならばと、虎たちは「計画は甘くても若さならではのガッツがある」方向に展開を見い出し、やんわりと誘導し言葉を引き出そうとするが、大人しく淡々とした堤さんの受け答えからはそれが見えてこない。プランもいまいち、熱も感じられない。であるならば、そこに原石としての価値を虎側の誰かが半ば賭けとして拾い上げるのか。結果としてその賭けに出たのは北川社長。北川社長は以前にも仲間と独立したいリフォーム業の女性志願者回で、プランも見通しもすごく甘かったのに大きく手助けをしていた。そういう性分の経営者なのかもしれない。融資はつまり借金。16歳で借金を背負う過酷な試練だ。

 

客観的に優しく「若人なりのタイガーファンディングの勝ち方」を説く木下社長が見どころ。